妊娠中のこと。

私には子供がいます。

今回は、妊娠中の話をしたいと思います。

 

妊婦は病気じゃない

 

というのが妊婦中に夫によく言われた言葉でした。

ある日、夫と買い物へ行きました。夫は何を急いでいるのか、(多分早くパチンコへ行きたいため)いつもせかしてきました。

 

早くしろよ!

 

会計が済み、買ったものを袋へ。

もちろん持ってはくれません。その重い袋を両手に持ち急ぎ足。

 

そして、

早くしろよ!

 

私は、旦那さんが何も持たず、お腹の大きい奥さんに荷物を持たせている光景を見たことはありません。

旦那さんがすべて持ってくれているのを見ると、優しい旦那さんですね、と羨ましく思います。

 

それから、夫の実家に行った時のこと。

その日は、少し外にいるだけで汗が出てくるようなとても暑い夏でした。

 

 

おい、車の油膜取りしろよ。

 

 

車の窓の油膜取りしたことありますか?

あれは結構大変で、力がいります。

まず、クリーム色の液を塗っておいて乾いたら、タオルでゴシゴシ擦って落としていきます。それから、水を弾く液を塗ります。

 

汗だくだくクラクラになって家のなかに戻ってみると、アイスを食べながらマンガを読んでいる夫がいました。

 

あ~、終わった?

 

 

人の皮を被った鬼か悪魔だと思う瞬間が他にもたくさんありました。

 

確かに妊娠は病気じゃないけれど、命の危険とは常に隣り合わせです。私は、それを痛感しました。これが原因かどうかは分かりませんが、切迫早産となり…。

 

夫に言われたことを、記憶力の悪い私が今でも忘れられないのは、強烈に怒りを覚えたからでしょう。

 

 

お前は、俺の言うことを聞いたらどうのこうの言うが、

じゃあ死ねって言ったら死ぬのかよ!

という言葉も衝撃的でした。

 

何を言っても訳の分からない理由をつけられ言い返すことにもだんだん疲れてきました。誰のおかげで生活できてると思っているんだ!と言うので、生活費を渡されなくなったらどうしようという思いで言う通りにしていました。

 

事あるごとに激怒している夫を見て、同居している義父はどちらにも理由も聞かず、私のほうに

「謝って許してもらえ」と言いました。

義妹が不倫して実家に戻って来たときも、理由も聞かず旦那さんに謝れと。

いつでも自分の子供は悪くないという考えなので話になりません。

 

一度電話での、DVによる離婚の相談をしたことがあります。

その時に言われたのが、

暴力を受けたりしてるわけではないなら、あなたがもう少し元気になられてから動いた方がいいですよ、ということでした。

 

ここの環境に身をおいていて元気になれるときなんて来るだろうか、と絶望的になりました。

 

離婚しても何されるか分かりません。

それだったら、そばにいて怒りを買わない方法を実行するしかないと思いました。

 

 

あなたは結婚した相手を何と思っていますか?

家政婦ですか?

物ですか?

自分がしてきたことをされたらどうですか?なんとも思いませんか。

 

こうして書くことで、私の怒りと思い出を封印したいです。